憎きほうれい線を撃退する!
ほうれい線に悩んでいる方って結構多いですよね。私ももれなく悩んでいます。なんとかお金をかけずに抹消する方法はないものかと笑・・・
ほうれい線自体は赤ちゃんにもあるもので、別に老化現象ではないのですが、加齢によって顔の筋力が弱ってきたり、紫外線などを浴びすぎて真皮にある弾性繊維や膠原繊維が変性すると筋肉がたるんできて目立つというメカニズムです。
顔の骨格によっても、目立つ目立たないというのがあり、頬骨がでっぱり気味で、さらに上あごが前に出ているとどうしても影が出来て目立つという構造上の問題もあります。
アゴが細すぎる人も実は目立ちやすいようです。
さらに頬にお肉がついてくると、それは引力で下垂しやすく線もくっきり影になります。
頬に肉がなくても、乾燥していると目立ってきてしまう場合もあります。
乾燥のしがちな冬なんかは特に要注意です!
ほうれい線自体は表情ジワなので口を動かしている限り誰にでも少しはあるものですが、それが口を動かさなくても線が目立つ、くっきりしている、影が出来ているというのを解消していきましょう。
私も妊娠中に、左側に出来そうになった事があります。
多分あの頃はつわりで食生活も悪く、メイク落としも適当で、顔も乾燥しほうだいだったのでそれがいけなかったのでしょう。
でも部分保湿と顔筋トレーニングで、なんとか事なきを得ました。
ほうれい線にかかわる筋肉は大きく分けて4つあると思いますが、なんと言っても、、、
メインは口角挙筋!
小鼻の横から口の端に伸びる、口角を引き上げる小さな筋肉です。
まず口の周りに、オイルやクリームなどをよく伸ばして保湿します。
ここを鍛えるには、、、、
1、鼻の下を伸ばして、唇を上の歯に巻き込みながら口角を左右にゆっくり上げる!
2、口は1cmくらい開ける
3、10秒キープ
4、力を抜く
この他にも、鼻の下を伸ばして唇を上の歯に巻き込んで口を少し開け、ほうれい線ラインをオイルマッサージするというのも、私の定番中の定番です。
これだけでも、結構薄くなりますよ!
頬がたるんで、それが影になるというタイプの方はこれだけではなく頬筋のトレーニングもプラスしないといけませんが。
あとは笑筋や、口角下制筋、口輪筋をトレーニングする事もやはり大切です。
器具を使うとかえってシワになるという方は、保湿をして筋トレだけやるといいと思います。
ただし時間は短めに。
皮膚科の先生によると、時間が1回10分以内ならそれで表情ジワになる事なんてないという事です。
あるとすれば、ひどく乾燥している場合だけだとおっしゃっていました。
その他にも顎関節や上顎骨、下顎骨の歪みでもほうれい線が目立ってくる場合があるので、うちの治療院ではフェイスリセットコースでこのあたりの骨格調整もしています。
もちろん、ステキなほうれい線のフランス人女性なんて見ると、ほうれい線も悪くないなと思う時もありますけどね☆
あまり神経質にならない程度にケアしましょう!
それから内側からのケアとしては、高野豆腐の煮物なんて最高です。
女性ホルモン類似作用のイソフラボンと肌のハリを保つのに欠かせないエラスチンが両方いっぺんに摂れるおいしい食材ですね。
あとは口周りの筋肉を鍛えるということと密接な関係があるのが、「よく噛んで食べる」ことです。
ここで突然ですが、卑弥呼って誰かわかりますか?
邪馬台国の卑弥呼はいわゆる巫女で、占いによって政治を行っていた事で有名です。
なにぶんにも弥生時代の話なので確かな証拠はありませんが、歯が丈夫で死ぬまで1本も歯が抜けなかったせいである程度の年齢までかなり若く見えたとか、80歳まで生き、かなりの長寿だったとかいろいろ伝説があります。
しかし古代人の骨を調べても、虫歯や歯周病の形跡がない事は本当のようです。
しかも彼らには歯磨きの習慣がなかったそうです!
びっくりですよね。
実はその秘密は、、、、、
よく噛む事!にあるようです。
神奈川歯科大学の斉藤滋先生が、食文化史研究家の永山久夫さんと共に古代から現代までの食事を復元し、学生に食べさせてその咀嚼回数を計測した実験結果を見てみましょう。
弥生時代(卑弥呼) 3990回
平安時代(紫式部) 1366回
鎌倉時代(源頼朝) 2654回
江戸時代初期(徳川家康) 1465回
江戸時代中期(徳川家定) 1012回
昭和10年庶民 1420回
そして現代食はなんと!620回!!
ちなみに卑弥呼はどんな物を食べてたかというと
ハマグリの潮汁、アユの塩焼き、長芋の煮物、カワハギの干物、ノビル、クルミ、クリ、もち玄米のおこわ、、、、だそうです。
うーんもち玄米のおこわ、、、すごく硬そう、、、
現代人は柔らかい食べ物ばかりを食べるようになり、アゴがどんどん退化しています。
女性、若者、子供を中心にその傾向は強く、顔はどんどん小さく格好良くなっていますが、アゴも細く弱くなっている人が多いです。
5人に1人、いや3人に1人くらいの割合で「アゴが時々カクッて」なるそうです。
これはあきらかに顎関節を支える筋肉の筋力低下です。
顔の筋肉の70%は口の周りに集中してますから、口の周りの筋肉が弱いと顔全体にシワやたるみが出来やすくなり、早くに老け顔になる可能性が!
また、よく噛む事で唾液がしっかり出ると虫歯や歯周病になりにくく、生涯自分の歯でしっかりと噛めます。
この「噛む」という力が弱まると、全身の筋力も低下し、力も弱くなります。
また、「噛む」ことは脳にも影響します。
マウスを使った実験では、よく噛むグループと噛まないグループでは学習効果が全然違い、咀嚼によって脳の老化を遅らせる事が出来るそうです。
よく噛めなくなると、脳は活性化しなくなり退化していくそうです。
よく噛む事で出やすくなる唾液ですが、これに骨や筋肉に作用する若返りのホルモンバロチンが含まれている事も知られています。
デンプンを消化するアミラーゼ、タンパク質を消化するプロテアーゼなどの消化酵素が含まれている事も有名です。
しかし「不老は口から」という本によると、唾液にはEGFとNGFという物質が含まれているそうで、EGFは皮膚や髪の毛や胃や口の粘膜などの傷を修復する成分で、NGFは神経細胞の修復を促したり、脳神経の機能を回復する作用まであるそうなのです!!
やばい!忙しいからって早食いしてる場合じゃありませんよ!!
今日から、よくよく噛まなければ!!
ただし、噛むのはあくまでも食事中だけです。
食事の時以外は口は閉じていますが、奥歯は上下噛み合せないで下さい!
奥歯は軽く間を開けているのがベストです。
最近、ストレスのせいか歯と歯をいつも噛み締めている人が多いようです。
文字通り歯を食いしばっているのです。
こういう方は寝ている時にも食いしばり、歯軋りし、朝起きるとアゴが疲れて痛かったりだるかったりするようです。
この状態の人は、筋肉性の顎関節症になりやすいのです。
また片側でばかり噛んだり、頬杖ついたり、長時間うつ伏せ寝をしたりする事でも顎関節は歪みやすくなります。
注意して下さいね!
卑弥呼を見習って、永遠の若さの象徴「火の鳥」を手に入れよう!!(笑)